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2005年08月 アーカイブ

2005年08月01日

フリートローリーでおまかせツアーの巻

free-trolley.jpg シカゴは、アメリカの中でもNYC、サンフランシスコと並んで、数少ないそぞろ歩きのできる街である。 しかしながら日本人の間では、先の2都市に比べるとイマイチ知名度の点で劣ることはいなめない。 そんなシカゴの街に不慣れな日本人にぴったりなのが、今回紹介する観光用の無料フリートローリーである。

 シカゴにはメトラと呼ばれる郊外行きの列車、Lと呼ばれるシカゴ市内を走る高架列車、それにバスなどの公共機関がある。 しかしながらこれらの公共機関を乗りこなすには、それなりの基礎知識が必要でもあるし、基本的にはシカゴアンのための足であるので、観光客に親切な乗り物というわけでは決してない。

 そこで観光客がまずゲットすべきなのは、フリートローリーのスケジュール・マップである。 特に春から秋にかけての観光シーズンには、本数、行き先ともに充実しており、プラネタリウム、水族館、博物館のあるミュージアムキャンパスから、観光客に人気の水上建築ツアーボートも出るネイビーピア、広大な公園に湖と無料動物園があり、シカゴアンの憩いの場でもあるリンカーンパーク、ショッピングにシアターと賑やかな、ステートストリートにミシガンアベニュー、さらにはチャイナタウンまで網羅し、このフリートローリーだけでも、ダウンタウンの主な観光地は訪れることができてしまうほどで、無料だからといって決して侮れないのだ。

 街中で赤と緑の車体の、ちょっとばかりレトロなバスを見かけたら、そのストリートはこのフリートローリーの走行ルートと考えてよいので、近くの人にバス停を尋ねてみればよい。 そして出来れば早いうちに、空港や観光地、ホテルなどで、このフリートローリーのスケジュールマップをゲットすることをお勧めする。

 シカゴに慣れた人も、フリーのはとバス代わりに、このフリートローリーに乗って街中を流してみるのも悪くない。

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フリートローリー・スケジュール

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2005年08月02日

いろんな顔が楽しめる下町祭りの巻

neighbor-festival.jpg シカゴには世界的にも悪名高き超危険地帯もあれば、一部屋5億円も7億円もする超高級住宅街もあり、白人ばかりが住むストリート、黒人ばかりが住むストリート、ゲイが集まるストリート、さらにはチャイナタウンをはじめとして、グリークタウン、ポーリッシュタウンなどなどの各民族が固まって住む地域まで、様々な顔を持つご近所さんが点在している。

 摩天楼の谷間を、スーツ姿の人々が忙しく行き交うダウンタウンの姿とは違って、先に挙げたようなネイバーフッドと呼ばれる下町では、それぞれの地域特有の強い個性が、そこに住む人々の生活様式や、通りに漂う食事時の香りとなって表れている。 そんな各下町の人々が、小さいながらも集まって、日本でいえば田舎の青年会のようなノリで切り盛りしている手作りのイベントが、シカゴの夏を彩るネイバーフッド・フェスティバルである。

 基本的にネイバーフッドの数では全米一といわれることや、シカゴの夏が短いということもあって、大小の違いはあっても、ほとんど毎日どこかのストリートで、この種の手作りイベントが開催されている。 特に夏の間の週末には、ほぼ間違いなくかなりの大きさのフェスティバルが開催されていることは間違いない。 そういうわけで、夏にシカゴを訪れる人は、観光地情報だけではなくて、イベント情報も忘れずにチェックしたい。

 またシカゴのイベントに屋台の食べ物は付き物なので、出かける前はできるだけお腹を空かせて行くべしなのだ。

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2005年08月03日

ストリートパフォーマーは夏の風物詩の巻

streetperformer.jpg 夏になると路上に増えるものがる。 それは街路樹の緑だったり、観光客の数だったり、路上販売の数だったりするのだが、そんな中でも人目を引くのが、彼らストリート・パフォーマーである。

 シカゴは冬の寒さも厳しいが、大陸性気候のせいで容赦なくヒートアップする、都会のアスファルトの上で、彼らは汗だくになりながらも、自分たちの芸を披露して、道往く人たちを楽しませ続けてくれる。 

 あるパフォーマーはみるみるうちに風船をクルクルと手巻きしながら、バルーン・アニマルを作り上げて子供たちを喜ばせ、あるパフォーマーは汗だくになりながら、朝から晩までバケツの底をドラム代わりにドコドコと同じリズムで刻み続け、あるパフォーマーは全身を一色に塗り固め、ロボットのような動きをプシュープシューという効果音を口ずさみながら動き続けたり、そのまま瞬間冷凍したように固まって、汗が流れていく以外には身動きひとつせずに、20~30分も同じポーズをとり続け、あるパフォーマーは小さな木箱を持ち出して、その中で指人形の劇を楽しませてくれるといった有様だ。

 路上パフォーマーは、もちろん無料で芸を楽しませてくれるのだが、そこは演じる側も観る側も心得たもので、それなりのパフォーマンスをするパフォーマーには、あちらからもこちらからもといった感じで、1ドル札や、クウォーターが投げられる。 ただし、これでも芸かよ?と疑いたくなるようなパフォーマーもかなり存在していて、そんなパフォーマー達の場合には、パフォーマンスが終わるという気配が近づくと、サアーッと潮が引くように、観客たちが瞬時にして胡散してしまうことになる。

 夏のシカゴを訪れる方は、彼らがよく出没するネイビーピアや、美術館前、ウォータータワー前に足を運んでみると楽しい。

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2005年08月05日

本場風アジアンレストランの巻

cozy-noodles-rice.jpg カブスファンの多いアディソン駅近辺から、少し南へ下ったところにあるこのタイ料理の店は、なんともいえないアジアン的なデコレーションが特徴の、若者に人気のスポットである。

 アメリカなんかでよくあるタイプのアジア系の店としては、大別すると2種類ある。 それは、いかにもアジアンですよ、オリエンタルなのですよとばかりに、中国もインドネシアも日本もごっちゃ混ぜにして、な~んにもアジアのことを知らない一般アメリカ人の東洋イメージ像を満足させるタイプの店と、現地で暮らすアジア人向けの、そっけない安さとボリュームで勝負の、新鮮なネタとアメリカ人には適さない強烈な現地的風味を漂わす、ちょっと衛生的に問題ありなんじゃあないのタイプの店である。

 じゃあ今回紹介しているコージー・ヌードル・アンド・ライスは、そのどちらのタイプなんだよということなのであるが、実はそのどちらでもなかったりする。 まあ強いて言うならば、上記の一般的な2種には属さない、アメリカではほとんど見かけない特殊タイプである。 ただだからといって、じゃあエセ的なものなのかというとそうでもなくって、実はこれはかなり現地的な店だったりするのである。

 どういうことかというと、先にあげた安さとボリュームで勝負の店が、屋台のおでんや、讃岐うどん屋だったりするとすれば、こちらはちょっとインテリアに凝った居酒屋といった感じとでも表現すればよいのだろうか。 もちろん現地、つまりこの場合はタイ本国でも、小汚くって一杯が20円とか50円のラーメンというような店もあれば、若者が通う奇抜なインテリアの店もたくさんあるのである。

 そしてこのタイプの店については、意外なことにアメリカではまだまだ少ない。 例えばこの店の場合、出される料理はあくまで高級というわけではなくて、手ごろな値段の居酒屋的な若者向けメニュー、そして日本製の昔懐かしい超合金性のロボットや、アメリカの古いブリキのおもちゃなどが、所狭しと並べられ、さらにはこれまたアジア各国でよく見られる、マリリンモンローやエルビス・プレスリーをわけもなく設置してみたりする現象などなど、ゴチャゴチャ感と、なんでもあり感が、いかにも本場アジアでよく見かけるタイプの店だったりするのだ。

 イカニモ的な東洋の神秘レストランや、小汚い現地労働者向け食堂以外にも、こういう店が現れだしたということは、アメリカでのアジア人の経済的、社会的地位が徐々に向上しだしているということを示しているのかもしれない。

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Cozy Noodles and Rice
3456 N. Sheffield Ave.
773-327-0100
Hours: 11 a.m.-10 p.m., Sunday through Thursday; 11 a.m.-10:30 p.m. Friday and Saturday
$:10ドル前後

2005年08月09日

グラントパーク・ミュージックフェスティバルは摩天楼のBGMの巻

grantpark-concert.jpg 夏のシカゴはイベントが目白押しである。 そしてその多くが、日本だとどう考えてもかなりのチケット代になるであろう内容でありながら無料なのである。 

 そういうわけで今回紹介するのも無料のイベントなのだが、タダとはいえこれまた決して侮れないグラントパーク・ミュージックフェスティバル。 グラミー受賞のグラントパーク・オーケストラがメインとなって、ときにはジャズ、ときには中国系の音楽家などを招いて、毎週水・金・土の夕方からミレニアムパークに新設された野外コンサートホールにて開催される。

 メタリックな外観で、蛸が地を這うような奇抜なデザインのホールは、舞台前の客席、客席後方の芝生広場ともに、空へ開いた広々とした設計のせいもあって、夏のコンサートを聞くには最高の開放感を体験させてくれる。 特に舞台後方に映るシカゴダウンタウンの摩天楼群は、夕暮れとともにライトアップされ、なんともいえない都会の幻想を醸し出してくれる。

 ミシガンアベニュー沿いにある、ミレニアムパークという立地条件もあって、毎回ほぼ満席の大人気コンサートなのだが、シカゴを初めて訪れる方でもまず間違いなくたどり着けるわかりやすい場所なので、ぜひ行ってみることをお勧めする。

 無料イベントの規模、開催数ともにシカゴは全米一で、夏に訪れる人は来る前から計画を練っておかないと、時間が足りなくて困ってしまうことにもなるので要注意。

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映画撮影とハリウッドスターの巻

film-shot.jpg シカゴはアメリカでも3本の指に入る映画撮影の街である。 広くて大規模なセットは、カリフォルニアやフロリダに設置されることが知られているが、シカゴの場合には摩天楼の姿が美しいこと、郊外に広がるサバーブの風景がいかにもアメリカ中流家庭らしいこと、市が撮影に協力的なことなどから、市街地や郊外での撮影が多い。

 そういうわけでハリウッド映画などを観るときに注意していると、意外にシカゴを題材にした映画が多いことや、NYCが題材の映画なのにも関わらず、実はシカゴで撮影されていたりといったことが間々にしてあるということに気がつくはずだ。

 ラジオなんかを聴いていると、今日は何処そこで誰それが撮影をしているとかいう情報が流れてくることもよくあることだし、実際に街をあるいていてもカメラを持った撮影班が、忙しそうに道往く人々の流れを整理している姿を見かけることがある。 

 ちなみに自分の場合には、ウィノナ・ライダー、アダム・サンドラー、ジェニファー・アニストンらの買い物姿や撮影姿を、シカゴのダウンタウンで見かけたことがある。 もちろん日本と違って、彼らの姿や撮影現場をちらっとは見ても、そこで特に彼らに対して何かを要求するというような人たちはほとんどおらず、内心は別にしても上辺はあくまでみなさん普段通りを装っている。 ただし現場ではさりげなさを装っていても、パーティーなどでは酔いが進めば進むほどに、皆が有名人目撃自慢を始めたりするので、別に彼らだって有名人のことを全然気にしていないというわけではなくて、あくまでこっそりムッツリにスターの行動をちゃっかり覗き見しちゃってはいるのだ。

 シカゴを訪れる予定の方は、大きなカメラを持った人たちを見かけたら、撮影現場が近くにあるというサインなので、こっそりムッツリ周りを見回してみることをお勧めする。

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2005年08月12日

全米No1の高さを誇るシアーズタワーの巻

sears.jpg シカゴを代表するビルディングはどれだ?という質問をしても、シカゴアンにすらこれだと断言できかねるほど、シカゴには歴史的なビルや個性的な超高層ビルが多い。 そんな中でもまずこれは必ず入るだろうというビルのひとつとして今回紹介するシアーズタワーがある。

 シアーズタワー(Sears Tower)は、その名の通りシカゴが創業の地で、かつては世界最大の百貨店メーカーであったシアーズの本社ビルとして1974年に建設された。 9本の正方形柱が連結してひとつのビルを形作ったデザインの、443m110階建てビルで、1997年にマレーシアのペトロナスタワーに抜かれるまでは世界一の高さを誇った。 その後もアンテナ部を含めた高さでは世界一の座を守り通していたが、2004年に台北に完成した高さ509mのタイペイ101に、その座を正式に明け渡すことになった。 また世界一の高さを譲り渡したのと前後するように、ビルのオーナーであるシアーズも90年代の事業不振によって、このビルを売却することになった。

 ちなみに現在の超高層ビル世界ランキングトップ3は「タイペイ101(台北)、ペトロナスタワー(クアラルンプール)、シアーズタワー(シカゴ)」、250m以上超高層化都市ランキングトップ3は「シカゴ(10本)、香港(9本)、ニューヨーク(7本)」である。 しかもシカゴには現在建設中で全米一の高さになる予定であるトランプタワー、さらにはミシガン湖沿いに建設計画が発表された世界一の高さになる予定のビルなどがあり、この5~10年でさらに超高層化が進む予定である。

 実のところ個人的に好きなのはマリーナシティジョンハンコックなのだが、今すんでいる部屋の窓からシアーズタワーの姿が見え、雪の日も猛暑の日も、朝も夜も顔をつき合わせてきたこと、そしてサンクスギビング、クリスマス、イースター、独立記念日と、イベントごとに変わる天辺のネオンサインの色でも楽しませてもらっていることなどから、それなりに自分のシカゴ生活になくてはならない友となりつつある。

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2005年08月16日

ゴールドコーストでミリオネア気分の巻

goldcoast.jpg シカゴのダウンタウンすぐ北に隣接する地域は、ゴールドコーストと呼ばれるシカゴでも一番の高級住宅街になっている。 高層コンドミニアムの最上階付近や、古めかしい石造りの小ぢんまりとした家はなかでも特に高価で、不動産価格は5億円~10億円もし、月々の管理費だけでも50万円もするという話しを聞いて、アメリカにはすごい金持ちがいるものだと度肝を抜かれたことがある。

 ダウンタウン、中西部一のショッピングエリアであるマグニフィセントマイル、地元の若者が集うオールドタウン、ビーチ、湖岸のサイクリングロード、大型無料動物園や日曜市の開かれるリンカーンパークなどへそれぞれ徒歩10~20分以内程度という絶好の地理的条件に位置していながら、緑溢れる閑静な住宅街の雰囲気まで持っているという都会のオアシスのような地域である。 ニューヨークで言うならば、オノ・ヨーコ等が住むアッパーウェストや、スピルバーグ達が住むアッパーイーストを足して2で割った感じの場所とでも言えばよいのかもしれない。

 また私の住んでいるリンカーンパークから南のハイドパーク辺りまで、ミシガン湖沿いに沿って走るサイクリングロードが設置してあり、特に夏の午後などはこのロードでローラーブレードやサイクリングで汗を流す人々も多い。 そのロードの中でもこのゴールドコーストにある急カープ前は、シカゴの摩天楼とミシガン湖を一望に見渡せるポストカード写真の常連ビューポイントである。 具体的な位置で言えば、リンカーンパークから南へ真っ直ぐに走っているロードが、ドレイクホテル前で東へ向かって90度折れ曲がっている急カーブの直前という辺りである。

 夏にシカゴを訪れる人には、もう絶対にこの湖岸のサイクリングロードをゆっくりそよ風に吹かれながらサイクリングしてみることをお勧めする。 時間的には観光客の集まるネイビーピアでレンタルサイクリングをして、北にあるフルトンビーチ辺りまでサイクリングして帰ってくるだけであれば、シカゴが平坦な街だということもあって、かなりのんびりサイクリングしても40分~1時間もあれば十分だろう。

 ちなみにスターバックスコーヒーで販売されているゴールドコーストブレンドは、スターバックスがシアトル以外へ初めて進出した、このシカゴにあるゴールドコースト店にちなんで名づけられたものである。

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2005年08月19日

科学産業博物館は日本人をほとんどみかけないがの巻

science-museum.jpg シカゴのダウンタウン南側は、世界でも有数の犯罪発生地帯として知られている。 しかしながらそんなサウスサイドの中にあって、古き良き時代のシカゴの雰囲気を残した閑静な住宅街が固まっているハイドパークという地域がある。 この科学産業博物館(ミュージアム・オブ・サイエンス・アンド・インダストリー)は、そのハイドパークの南東端に位置している。

 シカゴの古いポスターや写真の中に今もその記憶を残す、世界コロンビア博覧会が1893年にサウスサイドで開催された。 その博覧会時に建設された建物のほとんどはその後の大火で消失してしまったが、この科学産業博物館の建物であるプレース・オブ・ファインアーツは消失を免れる。 そしてその後幾多の経緯を経て、シアーズタワーで知られるシアーズ・ローバック社の社長ロウゼンワルドの300万ドルにも及ぶ寄付を元に、ドイツ博物館にインスピレーションを受けた科学産業博物館として生まれ変わることになる。

 ダウンタウンに比べるとビルの低いサウスサイドにあって、このプレース・オブ・ファインアーツ・ビルディングの姿は辺りを圧するほどの存在感がある。 館内のみどころは数々あるのだが、中でも本物の人から作成した人体の輪切りや、第2次世界大戦時のものをはじめとした航空機群、10~20分も眺めていれば次々にひよこが卵の殻を破って生まれてくる瞬間が見れるコーナー、第二次世界大戦時に大西洋南アフリカ沖でドイツ軍から接収したU-505サブマリンツアーなどは人気がある。 そして私のお勧めはコロンビア博覧会時代の雰囲気を味わいながら、アメリカ大陸横断鉄道旅行の雰囲気を、ごきげんな添乗員役の博物館員の解説つきで味わえるパイオニア・ゼファー号乗車体験ツアーである。

 ループと呼ばれるダウンタウン中心部すぐ南からチャイナタウン北辺りまでの、通称サウスループに関してはここ2、3年でシカゴでも一番の発展振りをみせているのだが、この科学産業博物館のあるハイドパーク辺りに関しては、ちょっと通りを越えるとガラッ雰囲気が悪くなったりするので、地理に詳しくない方は、くれぐれもシカゴ大、科学博物館への直行以外には辺りをうろつかないことをお勧めする。

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ダウンタウンからNo.2、6、28、10のバスに乗れば1~2ブロック先まで行くことができます。 ただし地下鉄に関しては、サウスサイド方面行きは地理に詳しい方意外はお勧めしません。

Museum of Science & Industry
57th Street and Lake Shore Drive
Chicago, IL 60637
(773) 684-1414.
Mon - Sat: 9:30 a.m. to 5:30 p.m.
Sunday: 11:00 a.m. to 5:30 p.m.

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2005年08月20日

シェッド・アクアリウムは世界最大の屋内水族館の巻

shedd-aquarium.jpg シカゴには巨大な博物館や美術館が多いために、このシェッド・アクアリウムが世界最大の屋内水族館だといわれても、他のミュージアム巡りをした後ではその大きさがあまりピンとこないかもしれない。 しかしながら冷静になって水槽の大きさを眺めてみると、やはりそれはかなりの大きさであることに気づくはずだ。 まあ日本のように狭い場所に詰めれるだけ詰め込みましたというよりは、広々とした器の中で悠々と魚たちが泳いでいるといった感じだろうか。

 シェッド・アクアリウムは、水族館の名に今もその名残を残す、ステートストリートにあるマーシャルフィールド・デパートの社長シェッド・グローブ・フィールドの300万ドルの寄付によって1929年にオープンした。 その後も拡張を続けた同水族館は、現在では6つのギャラリー、700種、8000匹以上の規模を誇るまでになっている。 

 見所は多数あるが、正面玄関入ってすぐのカリビアン・リーフの水槽内で行われるダイバーによる餌付け、アマゾンの環境を再現しているアマゾン・ライジングなどは人気がある。 そしてそれらのなかでも絶対に見逃してはならないアトラクションとして、オーシャナリウムで日に4~5回行われるドルフィンショーがある。 ガラス張りの壁面越しに眺めれる摩天楼の景観を背景に、巨大な水槽のからジャンプを繰り広げるイルカの姿は、この為だけにこの水族館に来ても決して後悔させないだけのものがある。

 このブログをチェックしてくれている読者ならすでにお気づきかもしれないが、ミュージアムパークに点在するミュージアム群の多くは、このシェッド・アクアリウムをはじめとして、シカゴを代表する2大小売店のマーシャルフィールドとシアーズからの寄付金を元に設立されている。

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ダウンタウンから12番、146番のバスに乗るか、地下鉄レッドラインのルーズベルト駅下車で徒歩10分です。

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2005年08月23日

フィールドミュージアムは展示率1%の巻

field-museum.jpg フィールドミュージアムといえば、このブログでも以前紹介したように、なんといってもティラノサウルスの化石スーの完全標本が有名である。 正面玄関入ってすぐのところに、訪問者を出迎えるようにド~ンと居座るその勇姿は、恐竜ファンならずとも思わず見入ってしまうだけの迫力がある。

 フィールドミュージアムは、1893年シカゴの老舗デパートであるマーシャルフィールドからの100万ドルの寄付金を元に設立された。 シカゴにはイリノイ大、シカゴ大と考古学関係での研究が活発に行われている大学があることもあって、共同研究の場であるフィールドミュージアムには膨大な収蔵品があり、20エーカーに展示可能な展示物は、全集贓品2000万個以上の中でほんの1%未満にしか満たない。

 シカゴを訪ねてくる友人には、シカゴに数あるミュージアム群の中でも、このフィールドミュージアムとアートインスティチュートだけは絶対に見に行くべきだと勧めるのだが、その理由は一度でもこのミュージアムを訪ねたことの人ならば納得していただけると思う。 先に挙げたスーの完全標本をはじめとした恐竜化石、世界各地からの文化標本、岩石や動植物標本などなど、数えだしたら切がないほどの展示内容なのだが、なかでもエジプトのピラミッド内部を再現したインサイド・エンシェント・エジプト・コーナー、アフリカやアフリカ系の人々の文化・歴史を紹介するアフリカ・コーナー、各地域に住むアメリカ先住民の生活様式を再現したインディアン・コーナーは必見である。

 ジョージア産の大理石とテラコッタで造られた建物自体も魅力があり、目の前に広がる摩天楼と湖やフィールドミュージアムを背景に記念写真を忘れてはいけない。 また正面玄関入ってすぐのスタンレーフィールド・ホールの広々としたスペースも素晴らしい。

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2005年08月24日

間違ってもラージサイズは頼んじゃだめなアイスクリームショップの巻

treats.jpg これまでにも紹介してきたように、アメリカ人はアイスクリームが大好きである。 しかも食べる量が半端じゃあない! もうお腹一杯っていうほど山盛りの夕食を食べた後で、そろそろアイスクリームでも食べるかっていうパターンが非常に多いのである。 まあこの辺りはアメリカ人といってしまうよりは、中西部人という方が正確なのかも知れないが。 というのもレストランや食事に呼ばれた時のディッシュの量や、アイスクリームを目にする回数が、以前に住んでいたバージニアに比べて圧倒的なところからの予測である。

 そういうわけでそんなアイスクリーム好きで、巨大な酪農地帯が近郊に広がる中西部の大都市シカゴにあって、夏の散歩の友ともいえるのがこういったタイプの小さなアイスクリームショップである。 今回紹介するトリーツ・フローズン・デザートは、シカゴのダウンタウンを中心に展開するアイスクリームショップチェーンで、99%ファットフリーと100%コレステロールフリーを合言葉に人気を博している。 

 まあそこはアメリカ、シカゴ、いくらファットフリー、コレステロールフリーとはいっても、その大きさが半端じゃあない。 一見すると小さなカップに入れられて出されるアイスクリームは、食べても食べても一向に底が見えてこないということに気づいてはじめて、「ああ、このカップが小さいんじゃあなくって、周りの奴等がガブついてるバケツが巨大なのだ」という事実を知るのである。

 この店の特徴とすれば、messと呼ばれるちょっと濃い目のアイスクリームを、ナッツやドライフルーツ、チョコレートなどをトッピングして、それをミキサーで軽くミックスして出してくれるというスタイル。 例えていうならば、マクドナルドのマックシェイクをちょっと粘っこくした感じのアイスクリームとシェイクの中間といった感じだろうか。

 そういうわけでこのシカゴらしいアイスクリームショップで、散歩の途中の一息をつきたければ、ぜひスモールサイズを注文することをお勧めする。 

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Treats Frozen Desserts
2224 N. Clark St.
773-472-6666
$:5ドル以下

2005年08月26日

アインシュタイン・ベーグルでお手軽ブレックファストの巻

enstein-bagle.jpg かなり知名度が上がってきてはいるが、日本ではまだまだマイナーといってもよいベーグルだが、アメリカではかなりポピュラーなブレッドだ。 特に朝食などはシリアルとミルク派と、コーヒーとベーグル派に分かれているといってもよいほど。

 もともとは1683年にトルコ軍に攻められて苦境を強いられていたオーストリアへ、騎馬兵の援軍を送って危機を救ったポーランドに対して、オーストリア国王がお抱えのユダヤ人パン職人に、ポーランド騎馬隊のシンボルであるあぶみ(ドイツ語でBugel:ブーゲル)に似せたリング状のパンを作らせ献上したというところからベーグルの歴史が始まるといわれている。 

 やがてこのベーグルは、ユダヤ人が多く住み別名ジューヨークとも揶揄されるニューヨークへ渡りることになる。 彼らの食べていたこのブレッドは、ノーコレステロール、ノーオイル、ローカロリー、ローファットで、卵・バター・牛乳などの動物性タンパク質を使用せず、焼く前にボイルするという独特な調理法もあって、1ヶ月ほども保存が可能ということなどから、徐々に全米に市民権を得て広まっていったことが、現在のベーグル普及のきっかけとされている。

 日本では柔らかくアレンジされたものがほとんどで、ベーグルが本来持つしっかりとした噛み応えの、もちもちした感触や腹持ちの良さが失われているものが多いのだが、全米にチェーンを展開しているEINSTEIN BROSでは、お手ごろな値段でこのベーグルを食べれることができ、朝などは仕事前に素早く腹ごしらえする人の列が並んでいる光景が見れる。

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NWC of Clark & Deming
2530 North Clark
Chicago, IL 60614
Phone: (773) 244-9898
Fax: (773) 244-0367
$:5ドル前後

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2005年08月29日

インテリジェンシア・ファクトリーで珈琲豆焙煎講義の巻

intelligentsia-factory.jpg 大都市だけあって、シカゴにはカフェがたくさんあるのだが、そんな数あるカフェの中でも、個人的に一番好きなコーヒー豆を提供してくれる店が、今回紹介するこのインテリジェンシアである。

 まだまだビジネスを開始して10年足らずということもあって、それほど大きなカフェ・チェーンとはいえないが、シカゴを拠点においしいコーヒーを提供するという基本理念を元に、世界的なカフェ・ブームの真っ只中にあって儲け主義の拡大路線には走らずに、従業員が如何にしてフレッシュで、クオリティの高い商品を提供できるかということを追求し続けているというのが、ひしひしと伝わってくる会社である。

 その証拠にシカゴに数店舗展開しているカフェでは、バリスタをはじめとした店内従業員の活き活きとした笑顔が爽やかで、エスプレッソマシーンを操る手つきもかなりの腕前である。 そしてそんな職場の秘密が明らかにされる場所が、このインテリジェンシア・ファクトリー見学ツアーである。

 シカゴのダウンタウン・ウェストサイドにある、ちょっと超危険地帯すれすれの焙煎工場、兼事務所は、寂れたストリートの風景と、古めかしい外観の工舎とは打って変わって、内部はまるでアーティストが好んで住むようなロフト調のシンプルなイメージに整理されている。 そんな彼らの夢の出荷場である、インテリジェンシア・ファクトリーで、彼らの夢見る子供のような目で語りかける、いかに芳醇なコーヒー豆を世界各地にある産地から見つけ出し、農場のクオリティーを保つ教育を施し、迅速に輸送し、丁寧に焙煎し、カフェで熟練のバリスタの手によって提供されるのかというストーリーを聞くのは、ただ単に工場見学という枠では図りきれない、素晴らしい経験が得れることは間違いなしである。

 もともとこのカフェのコーヒー豆が大好きだったのだが、この工場見学を終えてからは、さらに彼らのファンになったことはいうまでもない。 もしコーヒーが大好きで、そんな彼らのコーヒーに賭ける夢をじかに味わい人には、ぜひこのツアーをお勧めする。 そしてこの1回5ドルのツアーに参加すると、うれしいことに数種類の淹れたてコーヒーの試飲と、500gのお土産コーヒー豆も付いてくる。

 地下鉄のグリーンラインやバスでも行けるのだが、基本的にシカゴでも一番の危険地帯に近いため、乗り過ごしや、乗り間違いを懸念して、地理に詳しい人以外はもう絶対的に自動車でのアクセスをお勧めする。

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Intelligentsia Coffee Roasters and Tea Blenders
3123 N. Broadway
773-348-8058

Hours: 6 a.m.-10 p.m. Monday through Thursday; 6 a.m.-11 p.m. Friday; 7 a.m.-11 p.m. Saturday; 7 a.m.-10 p.m. Sunday
(ツアーの詳細はカフェで)
5ドル

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About 2005年08月

2005年08月にブログ「シカゴの風~ユキノヒノシマウマ」に投稿されたすべてのエントリーです。新しい順に並んでいます。

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